”コロナショック”という言葉が定着してきた今日この頃。2020.3月
ある意味安定して株価は大きなアップダウンを繰り返し、なかなか落ち着かない状況です…
このアップダウンが繰り返される状態で出現するのが「鯨幕相場」。
鯨幕相場とはいったいどんな状態なのかを簡単に解説していますので、興味がある方はお付き合いください。
ではよろしくお願いします(-ω-)/
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おやおや?お金大好きイマトラ君と倹約家のミライオ君、今日も株の勉強をしているみたいですね。
「鯨幕相場」の読み方は?
捕鯨…ほげい。幕末…ばくまつ。げいばく?げいまく?
どうしたの?
最近ね、株価が大きく変動してるんだけど、そんな中「鯨幕相場」っていう言葉を目にしたんだ。でね、何て読むのかなぁ~って考えてたの。
「鯨幕」?それはお葬式と関係がある言葉だよ!白と黒の幕があるでしょ。それは『くじらまく』と読むんだよ!
鯨幕相場(くじらまくそうば)
クソマジメで嫌なヤツだったけど・・・
生きてますよぉ~
鯨幕とは?
鯨幕とは、葬儀の際に黒と白の縦じまの幕、アレですね。
鯨の黒い皮と白い脂肪の部分が、黒白と連なることからこう呼ばれるようになったとか。
本来は弔事・慶事に関係なく使用されるものなので、皇室では納采の儀や結婚式などの慶事にも黒白の幕を使用するらしいですよ。
鯨幕相場ってどんな状態?
チャートをイメージしましょう。
値動きのアップダウンが激しいと、ろうそく足の陰線や陽線の幅が大きく表示されますよね。
この時の陰線と陽線の見え方を布の黒や白い部分に見立てて、値下がり・値上がりを交互に繰り返している…こんな相場の展開を「鯨幕相場」と呼ぶのです。
市場に対して疑心暗鬼の状態…
上にいくのか下にいくのか…
投資家の見方が分かれている時や、手がかりとなる材料がない時に「鯨幕相場」になる傾向にあります。
現在は2020年3月、コロナショックの真っただ中…
原油価格の下落や、緊急利下げが宣言されても株価は上昇しない状態で、毎日の株価の予想は困難な状態です。
こうした不安定な状態が続いていると、「鯨幕相場」の状態になるんですね。
リバウンドか底割れか?
疑心暗鬼な状態で…
「まだ下がるのか?」
「これからプラスに転じるだろ!」
投資家の様々な思いが交錯し、これからどのような展開になるのか。先行きの見方が分かれてもみ合っている状態です。
トランプ発言…中国の動き…ヨーロッパでの感染者拡大…ロシアの不気味な静けさ…
不安定な情勢では、その影響度は計り知れません。
「鯨幕相場」では、いつも以上に、世界の動きには注視する必要がありますね。
投資家が迷っている状態、または投資家が方向感を失っている状態のときに「鯨幕相場」が現れるんですね。
どちらの方に向かうのか…別の見方をすればエネルギーが溜まっているとも考えられるみたいだよ。こんな時は、次の展開に向けて ”Do nothing”何もせず、じっくり資金を蓄えておくのが得策かな?