100年読み継がれている世界的ベストセラー「バビロン大富豪の教え」
この本の内容は「目先のお金を得るためのテクニックをお教えしよう!」というものではありません。
- いつの時代でも通用する考え・知恵を身に付けよう!
- お金に振り回されず豊かな時間を過ごしていこう!
この2つの教えがこの本には詰まっています。
内容が気になる方は、少しだけ説明しますので、ちょっとだけお付き合いいただければと思います。
それでは始めましょう(-ω-)/
「バビロン大富豪の教え」とは?
原作 ジョージ・S・クレイソン
1920年代に書かれた本で、90年以上たった今でも世界中で翻訳され読者を増やし続けています。
古代バビロニアを舞台に、お金を貯め、守り、増やす原理原則が学べるこの物語は、資産家や銀行員たちにも読まれ、現代に出版されている多くのお金に関する書籍の原点に位置付けられています。
あらすじ
貧しい生活を強いられている武器職人の息子…バンシル。
このバンシルが大富豪アルカドの教え受け、大富豪へと成長していく物語です。
- 収入の10分の1を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 貯えた金に働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本にせよ
こうした教えを授けられたバンシルですが、すべてが上手くいくわけではありません。あらゆる困難に立ち向かいながら、この教えの本当の意味を知り、大富豪へと変貌を遂げていくのです。
バンシルの成長とご自身を照らし合わせたとき、あなたは何かを感じることができるでしょうか。
黄金に愛される七つの道具
本(漫画版の方です)で述べられている七つの道具に関するコトガラを簡単にご紹介。
1.収入の10分の1を貯金せよ
- 籠の中に毎朝10個の卵を入れる
- 毎夕そこから9個の卵を取り出す
- いずれ籠は卵であるれかえる。なぜか?
- 入れる卵が一つ多いから。心理とは常にシンプル
私が勤めている会社だと… 60歳定年とすれば生涯賃金は2億数千万。
入社当時から10分の1を貯蓄できていれば、2,000万円問題は対岸の火事だったんですけどね(-_-;)
この本に出合うのが遅かったですね・・・100年も前から語り継がれているのに。
これから、卵を6個取り出すことにするね。まだまだ、これから!トホホ…
2.欲望に優先順位をつけよ
- 人の欲望には際限がない
- 10分の1は貯金に回し。残りの10分の9で叶えられない欲望を諦める
- 「身の程をわきまえろ」ではない
- 10分の9しか使わないと決めれば、本当に必要なものは何かを考えるようになる
- 生活水準は大して変わらず、一番やりたいことのためにお金を使うことができる
確かに、私も欲しいもの欲にまみれています。
家計簿をつけるだとか、まずは現状を知ることからでしょうか。
私の場合、単純に外食を減らしました。外食というか…居酒屋通いですかね(^-^;
携帯電話や生命保険の契約を見直すことで、10分の1以上の資金を捻出することができています。先を見据えてお金の使い方を考えていきたいものです。
最近帰りが早いと思ったら…そういうことだったんですね。
少しずつ…一歩ずつ
3.貯えた金に働かせよ
- 金貨10枚を貸したところ、多くの利息がついて返ってきた
- 利息も含めてお金を貸し、また利息が大きくなって返ってきた
- お金を持っていることが財産ではない
- 「定期的に入ってくる仕組み」こそ本物の財産
今の時代、定期預金で利息が何パーセントくらいかご存じですか?
銀行のHPで確認してみても、0.2%とか0.1%の数字が並んでいます。1億円預けても、年間で20万円ですよ…
- 1年目: 100万円×105%=105万円
- 2年目: 1,050,000円×105%=1,102,500円
- 3年目: 1,102,500円×105%=1,157,625円
- 4年目: 1,157,625円×105%=1,215,506円
- 5年目: 1,215,506円×105%=1,276,281円
私の場合、この本に出会ったこともあるんですが、長期投資を始めました。上の式のとおり、年5%で運用できたとすれば着実に資産は増えていきます。
この仕組みを手に入れるために、資産運用に関する勉強を始めました。
最近は、ビジネス系YouTubeなど教材も豊富ですね。
4.危険や天敵から金を堅守せよ
- お金というものは不意になくなってしまう危険を持っている
- 原則は「元金を守ること」
- 貯まってくると儲け話にのりたくなる
- 大きく儲けようとしてあり金を全てを差し出すのは愚か者のすること
- 儲け話があったとき… 自分の感覚に頼ってはいけない
- そういう時は、その道に長けた人に相談すること
- 賢者たちの忠告は時に儲け話以上の価値がある
仕組みが理解できていないものには、絶対に手を出してはいけない。そういうことだと思います。
賢者たちの忠告… 今の時代、インターネットを通じてあらゆる情報を手にすることができます。
例え証券マンが紹介してくれる商品でも、絶対にあなたの為になるものとは限りません。彼らも儲ける必要があるのですから…情報を適切に整理する能力も養わないといけませんね。
「短期間で多く儲けることができるよ」って言われると…ムズムズしちゃう。
5.より良きところに住め
- 家というのはただ住むだけのものではない
- 住居は幸せな生活と密接にかかわっている
- その幸せは貯金を増やすモチベーションとなる
- 住居への支払いは心を豊かにする投資といえる
時間軸で考えるのか、他人との距離感で考えるのか…考え方は人それぞれですね。
私は生まれ育った町が好きで、ずっとここで暮らしたいと思っています。時々コミュニティーが煩わしく思いますがw
趣味の時間だとか、自分だけの空間づくりも大事にしたいですね。
6.今日から未来の生活に備えよ
- 毎月少しずつでもお金を積み立てていく
- そうすれば、老後の自分や、自分が死んだ後の家族に貯えを残すことができる
- 人間はみないつか必ず死ぬ「奴隷であろうが王であろうが」
老後2,000万円… 私は素晴らしい問題提起だったなと思ってます。
投資の勉強をやっているうちに、生命保険や個人年金には????となってきましたが、先を見て10分の1の預け先をどうするかしっかり考えなければなりません。
65歳…75歳… その時、年金+いくらが必要でしょうか?
自分で考え、答えを出さなければなりません。
ただ必要だろうと思って積み立ててる個人年金…内容は理解していますか?つみたてNISAなんかと比較するタイミングは”今かも”ですよ。
7.自分こそを最大の資本にせよ
- 勝利の女神は… 行動した人間にこそ微笑む
行動こそが全て。
この一言に尽きると思います。1~6の教えを誰よりも理解できたとして、行動が伴わなければ何の意味も持ちません。
何のご縁かわかりませんが、こうした本が気になり、このページに辿り着いたあなたは既に行動されている(行動が始まった)ことなのでしょう。
行動しましょう!
私の場合なんですが、本書とYouTube番組の” 両学長 リベラルアーツ大学 ”に出会い、行動が加速しました。
- 生命保険や毎月の固定経費を見直し、10分の1を多く捻出した
- 10分の1を投資信託(インデックスファンド)で長期的な運用を開始
- 個人年金を解約して、一部を米国高配当ETF(株式型の投資信託)で運用開始
- 欲望を満たすため給料以外の収入(このブログも含めて)を模索中
- 分からないことは賢者の教え(ネットや本)でしっかり情報収集
もちろん、ブログなんかは本業や家族との時間には支障がない範囲でやってますし、投資に関しては”ギャンブル”にならないように先を見据えてやっています。
収入の種類(労働所得or不労所得)を増やし、支出を調整する行動をこれからも続けていこうと思います。
本書は、資産運用や投資をお考えの方にベストだと思いますし、子ども達にも引き継いでいきたいと思う一冊です。
みなさんも、まずは行動してみましょう。今こそTRYです!