「これから株を始めてみようかな」とお考えの方へ、株の基本的なことについて解説します。
初心者講座の第1弾は『基本の”き”』
とっても基本的な内容となっていますので、ちょっとの時間だけお付き合いください。
では始めましょう(-ω-)/
会社が資金を集めるためのアイテム
ブリーフを専門に扱う株式会社イマトラという会社があったとしましょう。
中国からブリーフを安く仕入れて販売することで業績を伸ばし、それなりに大きな会社になりましたと。従業員も増え、設備投資などの運営資金が必要になってきたので銀行に頼んでお金を借りることにしました。
ですが、銀行が貸してくれるお金も限界があります。
透けるブリーフや発光するブリーフ… 自社開発でもっと売り上げを伸ばしたいけど、資金が足りない。
そこで、株式会社イマトラは”株”を発行して、投資家に買ってもらうことで資金を集めることにします。
投資家のミライオさん、ブリーフの自社開発に資金が必要なので”うちの株”を買ってくれませんか?
いいですよ。イマトラさんを信じて買いましょう!
要するに「株」とは、会社が資金を集めるため、調達するために発行するものなんですね。
「株を買う」ということは、その企業に出資し、事業資金を提供していることになります。
「上場」して資金を集める
上場とは、株式などの有価証券が、証券取引所が開設している市場(しじょう)で売買されることが認められている状態になったことを意味します。
上場すると、株式会社イマトラの株は証券取引所で取引されるようになって、いろんな人が自由に売買できるようになります。
いろんな人が買えるようになるんですね。これまでより多くの資金が集まりますね。
会社の規模が大きくなってもっとたくさんのお金が必要になると、会社は「上場」して資金を集める手段をとることになるんですね。
株主とは
証券取引所で株式会社イマトラの株を買ってくれた人など、会社のためにお金を出してくれた人のことを「株主」といいます。
株主は、お金を出す代わりに会社の利益の一部を受け取る権利があります。「配当金」や「優待」といった形で利益の一部を還元してくれるのです。
他にも、会社の経営方針を決める株主総会に参加して、意見を述べたり方針に投票する権利なんかもあります。「会社は株主のもの」なんて言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これはこうした株主の権利に由来するものなんですね。
”株”って会社がお金を集めるアイテムなんだね!
次は、株がなぜ上がるのか?なぜ下がるのか?について学びましょう。